2017/04/15

クラウドファンディング商品がまさかの価格!?理由はもちろん

手持ち無沙汰やイライラを解消するデスクトイとして出資募集が開始された「Fidget Cube(フィジィットキューブ)」は、出資者数154,926人、$6,465,690を集め大成功したプロジェクトです。既に出資者には2017年初めに出荷が始まりましたが、すべての出資者への出荷は完了していない状態となっています。そんなクラウドファンディング商品がまさかの価格で販売されています。


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クラウドファンディングとは


クラウドファンディングとは、その名の通り「群衆(crowd)」と「資金調達(funding)」を組み合わせた造語です。日本国内でクラウドファンディングに出資をした経験があるという方は、少数派であると考えられますが、現在では国内外を問わず多くのクラウドファンディングサイトが誕生しています。
クラウドファンディングには、大きく「寄付型」、「金融型」、「購入型」の3つに分類できますが、当記事ではリターンとして商品やサービスを得ることができる「購入型」についてを書いています。
ちなみに、よく勘違いされている方がいるようですが、「購入型」であってもクラウドファンディングであることから「購入」ではなく「出資」であるという認識が必要です。

Fidget Cube(フィジィットキューブ)」とは


クラウドファンディングサイト「Kickstarter」のキャンペーンとして、Fidget Cubeは早期出資コースが$14、通常出資コースが$19で出資募集を開始し、出資者数154,926人、$6,465,690を集め大成功したプロジェクトです。現在では、既にキャンペーンは終わっていて、一般向け販売として$22でプレオーダーを開始しています。
しかし、中国の海外通販サイトでは$3程度で販売されていることが確認できました。また、Amazon.co.jpのマーケットプレイスを中心に日本でも販売されていることが確認できています。
この「Fidget Cube(フィジィットキューブ)」は、6面すべてに手持ち無沙汰やイライラを解消するギミックがある、今までになかったデスクトイです。

正規品ではない


通販サイトで安価に販売されている商品は、プロジェクト創設者が関わっている正規品ではありません。しかし、偽物とはわからないほど完成度、品質に仕上がっている商品もあるようです。通常クラウドファンディングは、早期に出資をした出資者から順番に商品の出荷をしていることがほとんどなので、遅くにキャンペーンに参加をした出資者よりも確実に早く、安価に手に入れることができます。
しかし、「Fidget Cube(フィジィットキューブ)」の海賊版・コピー商品の場合、正規品にはあるギミックが不完全であるという報告がされています。

クラウドファンディング商品は最高の「商材」


「世界の工場」として知られる中国は、その生産体制は特殊であることが知られています。あるヒット商品があれば発売前に海賊版・コピー商品が出回ったり、特許を無視したキャラクター・ブランド商品の販売がされていることは周知の事実となっています。製品版と海賊版の工場が同じだったという例もあるほどです。
クラウドファンディング商品にいたっては、キャンペーンを通してその商品のアイデア・詳細が公開されているので、そのような特殊な生産体制をもつ中国工場にとっては、キャンペーンで多くの出資者・金額を集めている商品は最高の「商材」として考えられています。
また、製造から出荷のラインを中国工場に任せているクラウドファンディング商品もあるので、プロジェクト創設者側の管理ができていないために、そのような事態になっているとも考えられます。

創設者・出資者にとっては新たなリスク


一般的にクラウドファンディングでキャンペーンを開始した創設者は、皆さんがよく知るような企業ではなく、個人やグループだったり、製品を一度も完成させたことがないような実績もないスタートアップ企業であることがほとんどです。なので、このような海賊版・コピー商品が出回ることにより、一般向けとして発売された商品が売れないことにつながります。また、出資者側からすれば出資した金額よりも安価に販売されていて、なおかつ早く出荷されるようなことがあれば、今後の出資をためらうことになるので、クラウドファンディング全体が下火となるリスクが考えられます。

今後のクラウドファンディング


クラウドファンディングは、出資をした製品が予定された計画どおりに必ず手に入るわけでもなく、出資したお金が戻ってくるとはかぎりません。今回のように先行して海賊版・コピー商品が安価に販売されてしまうということがあると、そのようなクラウドファンディング商品に新規に参加した出資者の多くは離れていってしまうと考えられます。

なので、そういったクラウドファンディングのリスクを理解できても、そのプロジェクトに夢をもち「出資」をしたいと思える製品かどうかを考えることが重要になってきます。最近のクラウドファンディング商品の多くは、一般販売と比較してみて目立つようなメリットは何もなくなってしまったように感じられるので、プロジェクト創設者は出資者に対して一般販売では得ることができないようなメリットを提案する必要であると考えられます。


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8 件のコメント:

  1. いつも、楽しませてもらってます。
    アイデア丸パクリで出来が良いもの先に販売してますよねー
    幅広くネットで出資だと、高度なものは無理だけど安価でアイデアが光るものに多い印象ですね 
    自分が実際目の辺りにしたのはスマホのジャックをアプリなどのボタンに設定できるやつはものすごく出るのが早かったですね うちに届くより速いくらいwww

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    1. みうらさん、コメントありがとうございます!
      海外通販サイトで、ちょっとこれいいかも!と思うような商品が、実はクラウドファンディング商品のコピーであったということが結構あります。
      たしかに高度なものは販売されていない印象がありますが、もしかしたら技術力をつけて中国工場で生産されるかもしれませんね。
      今回のFidget Cubeの場合は、オプションの小物まで販売されていることも確認されています。
      こういったことがあると、出資している側としては面白くありませんね。

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  2. *スマホのジャックをアプリなどのボタンに設定できるやつ
    これ俺も買いましたわ
    たぶん最初は2千円近かったと思ったんだけど
    中国製の怪しいパッケージのはアマで200円とかだったと
    ついでにマニュアルで紹介してるのは一つだったけどネットで調べると対応のアプリが2つ(正規品とコピー?)あって
    どちらをインストールしても動作するという
    自分の件は買ったときはクラウドファンディング知らなかったので全力でごめんなさいしときますが
    これは本当に規制しないと新しいアイデア・ビジネスをつぶしかねない
    トランプさん対中はこっちも力入れてくださいね

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    1. コメントありがとうございます。
      スマホのイヤホンジャックに取り付けることができる物理キーは、今でも国内外の通販サイトはもちろん、実店舗でも販売されていますね。価格も数百円程度と正規品と比べてると本当に安いものになるので、同じ機能なのに割高な正規品を購入する人は少ないでしょう。
      どこかで対策をしなければならいと思いますが、そういった商品を生産している国が動かないかぎりは難しいでしょうね。

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  3. そもそも無限プチプチのパクリにしか見えない…

    金型で樹脂成形する奴(フィギュアとか)はほぼライセンス無視した商品がアリババに格安で出てますよね。
    金型には耐久性の関係で生産数が決まってるので、ロットが変わって廃棄された金型とか、試作用の金型とかが流されてるんでしょうね。
    でも劣化した金型だから、レビュー見るとバリがあるとか書いてますね。
    今回の商品もそんな感じで一部ギミックが引っかかってるんだと思います。分解して調整するのも楽しいかもしれませんね。

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    1. コメントありがとうございます!
      無限プチプチありましたねー!たしかにその手の類似商品であることに違いありませんね。劣化した金型・・・さすが海外通販サイトの商品ですね。
      とりあえず正規品をプレオーダーするとして、比較対象としてコピー品を購入するのも確かに面白いですね!

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  4. 迷い込んだ犬2017年4月18日 16:29

    今回のこの騒動で気になる事が……
    壊す事で有名な親子が、Fidget Cube?っぽい物を壊す動画です。
    https://www.youtube.com/watch?v=VtLdrDHZWEA
    この動画の冒頭で「Fidget Cube」と偽物??につて話している様なのですが……
    それを基に調べてみた所、こんな記事を見つけました。
    http://www.cnbc.com/2017/01/30/a-24-year-old-made-345000-by-beating-kickstarters-to-market.html
    結局、どちらが本物で偽物なのでしょうか??

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  5. 迷い込んだ犬さん、コメントありがとうございます!
    たしかに、見るかぎりではどちらが本物か偽物かを判断することはできませんね。こうなると、ネット通販でFidget Cubeの正規品とコピー品が並んで販売されている場合、消費者は安いほうを購入することになるでしょう。

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